アイリスオーヤマの研究開発人材の投資による必勝体制

アイリスオーヤマは、従来はホームセンター向けの収納などを中心に販売する企業でした。しかし、近年のアイリスオーヤマは家電の販売を強化していく動きが出ています。数年前にはLEDシーリングライトがヒット商品となり、他の家電にも開発を広げるようになっています。アイリスオーヤマは本社は東北にありますが、家電の研究開発拠点として関西支社を設置する設備投資をした経緯があります。関西では大手の家電メーカーがあり、その大手家電メーカーでは近年の業績の不振によってエンジニアの人材がリストラに合う状況が生まれています。そこで、アイリスオーヤマでは、大手家電メーカーを退社した優れた人材を積極的に採用するようにしています。アイリスオーヤマでは新たに冷蔵庫や炊飯器の開発をする際に経験豊富な人材を活用することで、短期間で製品を発売する必勝体制を築くことができています。通常、大手の家電メーカーでは新商品の発売までには、3年程度の長い期間が掛かっています。しかし、アイリスオーヤマでは市場のニーズを早くくみ取り、半年などの短期間で新商品を発売する必勝パターンが生まれています。例えば、中国のPM2.5が問題になった時には、PM2.5対応の空気清浄機を他社より先に市場に投入することができ、販売を伸ばしました。また、アイリスオーヤマでは従来は新商品の生産を他社のOEMによって賄っていましたが、自社生産に切り替える動きを強めています。自社工場を作る設備投資を行うことで、以前より早く新商品の生産ができるようになってきています。その結果、新商品の販売期間がさらに短くなる必勝体制を取ることが可能となっています。今後もアイリスオーヤマでは大手の家電メーカーなどからの人材投資を積極的に行うことで、幅広い家電の種類を市場に投入していく予定です。